2016年04月18日「objEnemy.split();」
「佐々井 美星」は、また、「夢」の中で「敵意」と対峙していた。
それは、いつしかの電気羊「イクストル」との邂逅から。
ネットワークが限りなく進んだ時代に、「現実」と「仮想現実」の「境目」があやふやになった時、
その「夢」との「混線症候群」が表沙汰にならないまでも、それは少しずつ広まっていた。
・・・。
今日も「夢に苛まれる」。
それはまた、「化身として認識できる」その姿は「異形」。
それでも、手に携える「歪な刀」で「分割処理」をした。
・・・。
「REM内投入の「ケストレル」が消失しました。」
「REM内にセンド・エマージェンシーを!!」
「レシーブあり、ログ・オフを実行されました。」
強制心理介入装置「R.E.M.」に「フル・ダイブ」していた「ナツキ」は現実に戻り、機密室のベッドから起きるあがるもそのまま嘔吐した。
「なにがあった!!」
「う・・・、うええ・・・。」
「間宮、また「あいつ」だった・・・。対象の「イリーガル」とは別に「介入」してきやがった・・・。」
・・・。
ドミネートされた深夜の公共用通信管理機構ビル前に、多数の警備車両に囲まれた独立特殊車両の中で事の一抹の状況説明がなされていた。
・・・。
「あれ、クライアントの要望と異なるものだった・・・。」
「ダミー、プローブ、ローバンドの古式プロトコルを用いても、なんであれが介入できるんの!」
「また、「あいつ」だったの?」
「うん・・・、行動パターンが「スプリッター」だった。間違いない。」
・・・。
「一体、今、ネットワーク内で何が起こってるの?」
「まだ、捜索中だ。報告書の提出よろしく。」
・・・。
「どういうことなんだ・・・。何が起こってるの!?」
「論理的現象調査研究株式会社」の技術パートナーの「北斗 ナツキ」は思慮していた。
2013年03月19日「覚めない夢は現実?非現実?」
夢の中で何かに追われる。
それは知れぬもの。
逃げる。
逃げる。
無我夢中で逃げる。
ここは夢の中?
倒れこんだ。
手には刀が。
刀なんて触れた事がない。
そこで、
目が覚めた。
私はパジャマ姿でいた。
普段の気だるい朝だった。
私は刀を握り締めていた。
始まり?
何の始まり?
刀は何も語らない。
ただ、名は脳裏に浮かんだ。
「イクストル」。
私は。
私は何と戦うの?
私は、「美星」。
「佐々井 美星(ささい みほし)」。
アナタの「夢」は何色?
モノクロ?
16色?
256色?
フルカラー?
宇宙船のようで、
宇宙船で無いような、
そんな中身(AI)は可憐な女の子。
「AIは、可憐な女の子」。
ぷぃぃぃん・・・。
う~~~ん・・・。
いま、深夜の3時。
ぷぃぃぃん・・・。
う~~~ん・・・。
うるさい・・・。
ぷぃぃぃん・・・。
うるさい・・・。
ぷぃぃぃん・・・。
うおおおん・・・。
耳元で「ぷぃぃぃん」と、飛び回るなあああっ!!
毛布を頭まで被る・・・。
暑い・・・。
疲れ果てた・・・。
いつの間にか寝てた。
うおおおん・・・。
ほっぺに血を吸われた跡があああっ!!
そして、今朝のあたしは違った。
両肩付近に・・・なんだこれ?
「ごつい手」が浮いている・・・?
あたしの手を動かすと、「ごつい手」もわしゃわしゃ動く・・・。
うげげ!
なんか、怖い。
これで、あの忌まわしき「ぷいいいん・・・」を叩けっちゅうんかいっ!!
「ごつい手」は何も語らない。
ただ、名は脳裏に浮かんだ。
「イクストル」。
あたしは。
あたしは、ほっぺの赤みが痒かった・・・。
あたしは、「美咲」。
「秋山 美咲(あきやま みさき)」。
2011年09月17日「ここが何処だか知っているようでわかりません!」
う~~~ん・・・。
う~~~ん・・・。
いま、深夜の3時。
う~~~ん・・・。
う~~~ん・・・。
ここは、・・・どこ?
暗い・・・。
知っている場所だったのに・・・、迷った・・・。
深い眠りに着いていた。
うおおおん・・・。
ここは何処なのだ!?
疲れ果てる・・・。
目が覚めた。
今朝の私は違った。
手には「巻物」を握り締めていた。
なんだこれ?、「巻・・・物」・・・?
するりと開く・・・。
なにやら、文字でもない何かがチカチカと動いている。
・・・うむ、読めません。
「巻物」は何も語らない。
ただ、名は脳裏に浮かんだ。
「イクストル」。
私は。
私はおなかが減った・・・。
私は、「紗枝」。
「浅井 紗枝(あさい さえ)」。