創作SF物語 白のジュブナイル -Luminous-Drive- 舞台設定
暦を忘れたそんな時代。
「生きる。」、そのことだけを考えていた時代。
それから、どのくらい時が経ったのかわからない時代。
優しくない星の海を彷徨い、枝分かれた時代。
「少年期」の鉱物・農作物資源開拓惑星、アルファベットと数字の羅列の名の星。
さあ、「Last-Latest-Prologue」の始まりです。
登場マシニングの基準
- 稼動に伴うモジュール同士の接触磨耗による「自壊防止」
- 各モジュールが単体で「サブメソッドとしての自立制御」
- 素材はウレタンのようなやわらかさの金属構造体
- 動力は「Luminous-Drive」という技術が主体
- 古の惑星間戦争時の蔑称に「ウォートマトン(Wartomaton)」と呼ばれていた。
- 古代期から昏迷期の間に「マルチ・パーパス・サイロ」を内包搭載する機種が増加。
外観状、違いのわかりにくい武装を搭載していた模様。
例:「リボルビング・ランチャー」(多種の目的の為の任意選択式回転格納装置)
例:「トランスフォーマブル・ウェポン・モジュール」(形状可変式武装構成物)
- 戦時過渡期では、戦闘維持能力の再生が異常加速な為、過剰破壊「オーバー・キル」に普遍化し、懐疑心・倫理観が薄れている。
戦術戦闘用人型マシニングの存在から衰退
- 戦術戦闘用マシニングが「人型」として現れた時期、諸要因は不明。
- 当初は、「人型」による「ニューロ・コントロール・システム」、「マスター・スレイブ・システム」を有用だと考えられた。
- その後、「人型」による「人の延長としての有用性」が曖昧になり、「固執した形状の存在価値」が薄れていく。
- 徐々に、「人型」であることの存在価値が崩れ始め、「効率の優先」が求められていく。
- 果ては、「人型に偽装した戦闘兵器」に落ち着くが、戦線状況の超長期化により「飽和」が始まる。
- そして、「目的の為の手段」が「手段の為の目的」に置き換わり、「目的意識の根本の忘却」にて、「改めの再考察・再構築」が始まる。
- ただし、残存する戦術戦闘用マシニングは、「老廃物の如くの扱い」をされるが、「建造数の異常量」による、「賊による運用」が稀に見られる。
- また、異なる星系において、未だに新規建造されている傾向も見られる。
Luminous-Drive(ルミナス・ドライブ)
- 超真空状態容器内にて、「光の一次元軸」を円心状に取り巻く「光のフラクタル構造体」を抽出プローブへ限界距離非接触させることにより、高効率でエネルギーを抽出する炉。
- 臨界状態を任意に設定できるが、不安定状態になると縮退状態になり、自己崩壊(小規模のブラックホールの発生)が始まる。
- 基幹炉と副炉が1:6の割合で設定されている。
- パッケージサイズ・形状は様々である。
舞台の基準
- 「生きる。」事が主体。
- 「争い」は古の事柄。
- 世界はいつも「例外がある」。