[ 白のジュブナイル -Luminous-Drive- ] - [ 001 ]
獰猛なるブラックシグナル
「猟犬」に喰らいつく黒き意識。

「紅の鱗」に噛み付く黒き意識。

かつてあった星間戦争にて、敗北を導いた意識。

人は知った。

固執した意識は、善意から悪意に変じられた。

アルファベットと数字の羅列の名の星は、塊達に噛み付いた。
尽無き塊のドッグマン
「紅の鱗」を追随するが如く放たれた無数の塊。

「紅の鱗」に取り巻き、容赦なき行動を行う塊。

かつてあった星間戦争にて、勝利を導いた塊。

人は知った。

見た目・機能より、結果が真実だと。

アルファベットと数字の羅列の名の星に、その塊達は降り注いだ。
紅の鱗のランページ
「船」から剥がれ落ちる「紅の鱗」。

星の「網の殻」の「守」を砕く「紅の鱗」。

火の粉を散らし、「守」を砕く「紅の鱗」。

赤き光の流れになり、地を目指す「紅の鱗」。

アルファベットと数字の羅列の名の星に、災いなりし「紅の鱗」。
星流れのアレキサンドライト
星を取り巻く「網の殻」ありし。

星を護り、大気を封じる「殻」ありし。

殻を支える「柱」の頂から、見つめる者ありし。

枝分かれし「運命」から、引き寄せられる「運命」ありし。

アルファベットと数字の羅列の名の星に、導き流れる「星」ありし。
忘暦のイノセンス
暦を忘れたそんな時代。

「生きる。」、そのことだけを考えていた時代。

それから、どのくらい時が経ったのかわからない時代。

優しくない星の海を彷徨い、枝分かれた時代。

「少年期」の鉱物・農作物資源開拓惑星、アルファベットと数字の羅列の名の星。