[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0975~0961]
カレイド
ここは、この星の中央大陸環「リアニン」。

その中央に位置する国家「オウカナ」。世界統一国家とも言われている。

うるさい・・・

うるさすぎる・・・

うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!

・・・?

誰だ!

「オウカナ王カレイド・・・無様だな。」

幻燈サクラ・・・、生きていたのか。

「数え切れない年月を生きたよ、カレイド。」

「お前が天から落ちてくる様も無様であった。」

うるさい!

「天の底に帰れ。カレイド。」

・・・。

カレイドは周囲を業火で燃やし、戦乙女の羽衣をまとった。
アリオン、走破する!
オーレです。

ここは雲の上、樹海雲「ふらくたる」の世界管理施設「竜宮楼」の門を通り抜けたところ。

「走れっ!」

と、言われたので、崩れた門を走り抜けました。

「走れっ!」と言われてから一目散に扉に駆け込もうとした太楽の三人組。

それを重く横から「人なら私より早く走れ。」・・・え?

逃げ足の速いハローならまだしも・・・

ハイクラスゴーレムのアリオンは歩きこそしなかったが、重い音をさせながら走っていた。

しかし、それは跳ねているかのように軽やかでしなやかであった。

・・・。

今、皆、門を走り抜け、「お茶会」の間へ向かっています。

そこには・・・。
アリソン、疾走する!
オーレです。

ここは雲の上、樹海雲「ふらくたる」の世界管理施設「竜宮楼」の門を通り抜けたところ。

「走れっ!」

と、言われたので、崩れた門を走り抜けました。

「走れっ!」と言われてから一目散に扉に駆け込もうとした太楽の三人組。

それを軽く横から「もう少し早く走らないと!」・・・え?

逃げ足の速いハローならまだしも・・・

ペンギンさんこと、魔法使いアリソンは飛ぶことはなかったが、滑るように速かった。

速い!速すぎるよ!

・・・。

今、皆、門を走り抜け、「お茶会」の間へ向かっています。

そこには・・・。
ユーフォ、爆走する!
ユーフォだ。

ここは雲の上、樹海雲「ふらくたる」の世界管理施設「竜宮楼」の門を通り抜けたところ。

「走れっ!」

と、言われたので、崩れた門を走り抜けた。

ここまでのアタシの戦果?んなもんねぇよ!。

ここにゃ、「遺跡」がないんだから!

「遺跡破壊魔」のアタシとしては悲しくて悲しくて・・・オヨヨ・・・。

っちゅうことで、帽子の中から、ヒョイっと「バイク」を。

「ズンババ!ズンババ!バルンバルン!」

え?重くないのか?ってか、どうやって帽子の中に?ってか?

気にするな。ここはファンタジーな世界だぜ♪

・・・。

今、皆、門を走り抜け、「お茶会」の間へ向かっている。

そこには・・・。
オーレ、突っ切る!
オーレです。

ここは雲の上、樹海雲「ふらくたる」の世界管理施設「竜宮楼」の門を通り抜けたところ。

「走れっ!」

と、言われたので、崩れた門を走り抜けました。

ここまでのアタシの戦果?んなもんないわよ!。

魔術師、魔導士、魔法使いじゃないんだから!

もちろん騎士、戦士、闘士でもないわよ!

そんなアタシの右手には・・・大婆ちゃんからもらった「旅杖」。

きっと何か仕込んであるはず。「何か」はわからないけど・・・。

で、前々から気になってたけれど、杖になんで「枝葉」があるの?

・・・。

今、皆、門を走り抜け、「お茶会」の間へ向かっています。

そこには・・・。
ハロー、走るっ!
ハローです。

ここは雲の上、樹海雲「ふらくたる」の世界管理施設「竜宮楼」の門を通り抜けたところ。

「走れっ!」

と、言われたので、崩れた門を走り抜けました。

ここまでの僕の戦果はゲームで言う「ボスクラスのゴーレム」を1体。

いや、実際、僕は悪の妖精「ジ・エンド」を振り回しただけ・・・。

それでも、皆褒めてくれました。

そして、皆、門を走り抜け、「お茶会」の間へ向かっています。

そこには・・・。
それはそれは、眠いです。
ここは大全太楽堂のモカ総裁によって破壊しつくされた廊下・・・。

廊下は従業員によって補修中。

「ああっ、無理せず、慌てず、的確に~」

テルカクが倒したワルキューレには打撲以外に肋骨が折れている箇所が確認された。

モカが殴っても殴っても打撲しかしなかったのに、骨折させるのはテルカクじゃない。

「マーブル~、マーブル~・・・お前だろ、ボキっとやったの。」

あい。峰打ちしました。

「男手が少ないからって、ありゃやりすぎだ。」

あい。すいませんです。

「まぁ、負傷者を減らしたのはよくやった。」

あい。眠いです。

「休憩中だったか?」

あい。それはそれは、眠いです。

・・・。

太楽の月呼 マーブル。

オーレ世代の極少ない男子の一人。

いつも眠たそうにしている。抜刀術に長けている、わけのわからない奴。眠りを妨げるものには容赦がない。

「後片付けしておくから、寝ておいで」

あい。寝てきます。
だらしない服装、口には三本タバコの眼鏡エルフ
ここは大全太楽堂のモカ総裁によって破壊しつくされた廊下・・・。

そこに強襲したワルキューレが寝かされている。

ドク、こいつらの診断を。

「ああ?これ見るの?」

だらしない服装、口には三本タバコの眼鏡エルフ。

テルカク、てるかぁ~く。ちょっち、こっち来い。

どれか一体の「耳の後ろ」にキツイのビリっとやっちゃって。

「だ、大丈夫なんですか?」

大丈夫大丈夫♪

「バチンッ!!」

ビクンっと三体全部跳ね上がった。

「どう?ドク。」

いまので、カレイドのコントロールマシンは焼き飛んだ。

気が付くまで、ウチの研究室で安静にしてやって。

・・・。

「ドク」は、逃亡中の某国の元研究員だった。それをモカが匿ったと。

そんな連中は太楽には非合法にいるらしい。

社員、店員、従業員でも知らないことがいっぱい。夢いっぱい。

それが「大全太楽堂本舗」。
試作次世代強化服「皇殻・照鶴」
ワルキューレの三体目の気配が弱まった!

何が起こった!

「センサーにノイズが出てよくわかんなぁ~い♪」

モカの右手に一体、左手にもう一体。

では、残る三体目は?

「婆様!」

廊下の粉塵の中に放電する何かが見えた。

テルカク!?

「三体目は押さえました。」

引きずっている最適化前の姿の三体目のワルキューレは白目をむき、泡を吹いていた・・・。



モカが押さえつけていた一体目と二体目も静かになっていた。

「間に合いました。試作次世代装甲服「皇殻・勇華」。」

ばかっ!!

テルカクはびくっとした。

怪我したらどうするんだ!

「同年代の従姉妹たちの中で、もっとも能力のない私ですから、出来ることしようと思って・・・怖かったんです♪」

テルカクはポロポロと泣いた・・・。

ばか・・・。
「分身」じゃない!「多重身」だっ!!
モカは、鷲掴みしたワルキューレを問いただすこともなくひたすら攻撃を加えていた!

シェルター級の壁は砕け、粉塵が舞い、視界がほとんどなかった。

「姉さんっ!!」

その声にモカが振り返った瞬間、拳一つの差で一歩下がった。

今鷲掴みにしているワルキューレ?

同型?違う!

「分身」じゃない!「多重身」だっ!!

ダメージが入らないわけだ。分散してやがる。

「警戒!侵入したワルキューレは多重身を使っている!絶対に相手にするな!」コナは館内放送を流した。

ユナ!お前の「心眼」で何体いるか確認しろ!

「三体です!」

三姉妹殲滅が目的か!

で、なんでワシに向かって三体全員の気配があるんだよ!

「姉さん、がんばって♪」

気軽に言うな!
あの大樹を切り倒せ・・・
某所で、

某社により、

某日時に、

某大樹の伐採の要求があった。

う~ん・・・「某」だらけだ。

まぁ、秘匿義務ということで。

そして、某大樹のある「世界」に来た・・・。

そう、なんか変だ。

丸みを帯びた地平線でなくて、単なる平面の世界。

某大樹の目の前にいる。

たどり着くまで、様々な障害を乗り越えてきた!

落とし穴に、ゴーレム戦に、勧誘に・・・。

しかし・・・。

「根」自体が町を飲み込む大きさ・・・。

あの某御人も無茶をおっしゃる。

それにしてもこれは・・・「きつい」・・・。
本当の「化け物」の恐ろしさ、思い知らせてやる♪
太楽 モカ。

コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」の総裁。

今、本社内に「危機なるもの」が進入した。

ワルキューレ。

それは、世界中央政府「オウカナ」の王「カレイド」が送り込んだ刺客。

それは、確実に迫っている。

そして、モカ自身もそれに呼応するかのように迫っていた。

戦闘可能な社員が応戦していたが、押され気味でなく、完全に押されさていた。

あそこか?

破壊された建物の土煙が充満している。

土煙の中から、格闘術の長の「アルル」が吹き飛んできた。

「よぉ・・・総裁・・・遅いつぅの・・・がくっ」

アルルを追うかのようにワルキューレが飛び出てきた。モカの目前に。

ワルキューレの顔をおもむろに右手で鷲掴みにした。そのままシェルター並の壁が砕けるまで、ぶつけにぶつけまくった。

ワルキューレは平静を保っているかのように見えたが、鼻血が流れていた。

「ヘブンズソード」なる剣にて掴んでいる手首を落とそうとしたが、空いている左手で剣を「くにゃり・・・」と折り曲げた。

が、剣は折り曲げた瞬間、暴れ馬のごとく、無差別に切り刻み始めた。

・・・

「なぜだ!なぜ切り刻まれない!なぜ傷が付かない!」

やっとしゃべったな♪

本当の「化け物」の恐ろしさ、思い知らせてやる♪
最適化
ヒュン・・・

「きゃーーーっ!!」

「うあーーーっ!!」

「そっちに行ったぞ!!」

「追え!追え!」

「追われてる!追われてる!」

ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」。

んあ?

進入された?

「総裁!ワルキューレです!進入されました!」

ちっ!「最適化」しやがったな!

あいつらは「化け物」だ!

非戦闘員は退避!

「現在、花鳥課長が交戦中!」

ワシの出番だね。

・・・。

それは、「後の三大魔女」の行方不明の30分後の出来事でした。
姫仮面 ユナ
ズカズカズカッ!!

「困りますっ!この先はっ!あっ!」

ガラガラガラッ!!ドン!!

愚弟がお世話になりました。帰るぞ、ハニール!

「あれ?ユナお姉さま?」

「あれ?」じゃないっ!!

ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」の本丸。

「あれ?」

え?

「ユナちゃんじゃん!」

むぅ!竹取のお婆様・・・

「ちょっと、来い・・・」

うっ!ああっ・・・

ユナは本丸に引きずり込まれていった・・・

うあああああっ!!

・・・。

それは、「後の三大魔女」の行方不明の30分前の出来事でした。

・・・はぁはぁはぁ・・・。

くすん・・・話はわかりました・・・シーバウス国は全力を持って支援いたします・・・ガクッ・・・。
あの大樹を切り倒せ?
某所で、

某社により、

某日時に、

某大樹の伐採の要求があった。

う~ん・・・「某」だらけだ。

まぁ、秘匿義務ということで。

そして、某大樹のある「世界」に来た・・・。

そう、なんか変だ。

丸みを帯びた地平線でなくて、単なる平面の世界。

某大樹は見えている。

某大樹までの距離感がない。

たどり着くまで、どれくらい要するのか・・・?

・・・?

土煙が見える。何か走ってきた。なんだアレは?

「ブモオオオオオッ!!」