[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0960~0946]
猫又の蝶飛
大河「龍江」の中洲「龍包」にたたずむ高級旅館「蝶飛」の女将。

海花町にある大衆食堂「猫福亭」の系列店でもある。

絶品のお持て成しをしてくれる。要予約制。

羽目をはずしすぎる客には、笑顔で手厳しいお持て成しをしてくれる。

そして、その蝶飛が海花の猫福亭にやってくるとか・・・来ないとか・・・。
あの大樹を切り倒せ!
某所で、

某社により、

某日時に、

某大樹の伐採の要求があった。

う~ん・・・「某」だらけだ。

まぁ、秘匿義務ということで。

う~ん・・・ここから見ると、

あの樹の直径ってどれくらい?

そりゃまぁ「大樹の化石」を見たことはあるが、

あの化石以上の感じ・・・。

はてさて、案を練らなければ・・・。3箇所同時に何人要するやら・・・。
走れっ!!
オーレです。

天空の竜宮楼は、もう目前。

その前に立ち塞がる魔女「ハリオ」。

上空には大カラス。

「走れっ!!」

焦げたハリオの前に赤い天剣を二振り構えた魔女が言った。

「あなたたちは行かなければ行けない。」

「「お茶会」は大事なことの決着をつける場。」

「決着をつけてきなさい。」

「あなたたちは「選ばれた食客」。」

「「呼ばれざる客・ドットウィッチ」はそのためにもあるのだから」

「振り返らず、走れっ!!」

あの人は、あの時も言った。

そして、また言った。

走った!

走った!

砕けた扉を抜け走った!

もう、あの人に会える事もなく・・・。
大カラスのブラン
オーレです。

天空の竜宮楼は、もう目前。

その前に立ち塞がる魔女「ハリオ」。

そして、

「クオアアアアアアッ!!」

バサァッ!バサァッ!と大きな影が・・・。

頭の上に影がある・・・。

見たくない・・・。

見たくない・・・。

<チラリ・・・>

見てしまった・・・。

鍋持った大カラスを・・・。

あうあうあ・・・。

嫌な予感・・・。

嫌な予感・・・。

何でこんなに変なのだらけなのーーーーっ!!
ジャワワ、強くなります!
ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」。

私は太楽の虹の七房 ジャワワです。

大全太楽堂の中央庭園にいます。

そして、眼前には恐怖の魔女「竹取」婆様がいます。

そう、「恐怖」なのです。

ウチの婆様たちよりももっとおっかないのであります。

その竹取婆様がカグヤを連れて行こうとしています。

そして、私たちも一緒に。

私はオーレ姉様にお会いしとうございます。

「オーレ?ああ、暫く帰ってこないよ。」と竹取婆様。

「なんですと!」

「そだね・・・5年くらいかかるんじゃないかな・・・」竹取婆様は首元をぽりぽりと掻いた。

「・・・私・・・弱いし・・・何も出来ないし・・・」

「そだね・・・一緒に修行するかい?」竹取婆様が言った。

「・・・はい。オーレ姉様、私は強くなって帰って、きっと迎えにまいります!!」

・・・

大全太楽堂の騒ぎの中、カグヤとトラとジャワワと犬のコトラは5年間姿を消すのでありました。
トラとコトラ
ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」。

私は太楽の虎帝 トラです。

大全太楽堂の中央庭園にいます。

そして、眼前には恐怖の魔女「竹取」婆様がいます。

そう、「恐怖」なのです。

ウチの婆様たちよりももっとおっかないのであります。

その竹取婆様がカグヤを連れて行こうとしています。

そして、私たちも一緒に。

私には愛犬「コトラ」がいます。

しゃがんでコトラの目線で「ねぇコトラ。あなたはどうする?」

「くぅぅ・・・ん。」

「ハシッ!」っと私に飛びついた。

ずっとずっと一緒だからね。

「コトラちゃんも連れて行くのかね?」竹取婆様が言った。

「はい。」

・・・

大全太楽堂の騒ぎの中、カグヤとトラとジャワワと犬のコトラは5年間姿を消すのでありました。
太楽の千年 カグヤ
ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」。

太楽の千年 カグヤです。

うん。みんなバタバタ、走り回ってる。

中央庭園で、トラ姉ちゃんとジャワワ姉ちゃんとコトラちゃんとその様子を見ています。

面白いけど、ひぃ~まぁ~・・・。



寝るっ!

起きるっ!

ごろごろごろごろ・・・。

・・・むはっ!!

・・・?

どちら様ですか?

「ワシは竹取。」

竹取様?

「暇か?」

はいっ!

「いい返事だ。」

「5年で最上級の魔女に仕立ててやる。」

魔女ですか?

「うわっ!!竹取の婆様!!」トラ姉ちゃんとジャワワ姉ちゃんはビククッとしている。コトラは、なでられて喜んでいる。

「トラとジャワワも来るか?」

・・・

大全太楽堂の騒ぎの中、カグヤとトラとジャワワと犬のコトラは5年間姿を消すのでありました。
魔女の長、竹取
ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」。

「太楽のチサトは、果報は寝て待つれす。」

さて、チサト嬢ちゃんは行ったね。

さてさて、お前たち?

モカの本丸で、正座させられているのは、

モカ、コナ、ティカの太楽王三姉妹と、事情のわかっていないシーバウス国の二人。

なんとまぁ、良くぞわけのわからんことをしでかした!

お前たち三姉妹を魔女には育てたが、こうしろとは言っていない!

そりゃまぁ、あのうつけ者のカレイドも、馬鹿しおって!

ぬぁにが世界統一政府だ!私物にしおって!それに「龍狩り」までしおって!

いいか!お前たち!無闇な殺生はするな!

だが、思い切り叩いて来い!

そして、

「カグヤ」を出せ!

5年で最上級の魔女に仕立ててやる!

「あのぉ・・・竹取様・・・カグヤは、まだ10歳。魔女への昇華へはちょっと早いのでは・・・」

うるさい!

ワシが懇切丁寧にお前たち以上に仕上げて見せるワイ!
お~い、あさごはぁ~ん
ここは海花の朝の6時55分。太楽堂の食卓。

私はフォージー。異世界人です。

頭に乗っかっているのは・・・まぁ、おいておきましょう。

食卓には私たち二人?

うん。ルリムラさんは8時まで寝ています。あれ?いない?

バレリィさんは?ハオさんは?

早く身支度して、「今日のにゃーも」を見なければ!!

その前に、朝ごはん。

「・・・」

「・・・朝ぁ!!・・・」

「・・・目覚めのぉ朝ぁ!!・・・」

うん。「目覚まし時計が叫んで」いる。

店の表に出た。

ハ、ハオさん!!道の真ん中で白目むいて寝てる・・・。

知らない人も寝てる・・・。

ご近所さんも寝てる・・・。

お医者さんは慌てている・・・。

・・・。

・・・。

お~い、あさごはぁ~ん・・・。
走るときが来た!!
私はパパンダ。

こっちの丸っこいのは、妖怪猫饅頭の亜種。

今、世界首都オウカナにいる。

そう、今、サラマンダーの大攻勢によって阿鼻叫喚の図である。

しかし、国は動かない。なぜだ。

これは、何かあるに違いない。

私は動かなければならない!

私は構えなければならない!

この事態に眼をつぶって入られない!

私は走るのであった!
ざわざわ・・・百鬼夜行
ここは、コングロマリットカンパニー「大全太楽堂」。

ばっちゃ!ばっちゃ!モカばっちゃ!

私の出番はまだれすか?

「待て待て、「果報は寝て待て」と代々伝わる伝説があるんよ」

ふむふむ。勉強になったれす。

で、ばっちゃ。

私の「百鬼夜行」が「ざわざわ・・・」してるんれす。

「箱かなんかに閉じ込めときな」

ふむふむ。勉強になったれす。

太楽のチサトは、果報は寝て待つれす。

ぐぅ・・・
ヒーリング、ネーレ先生
「はいはぁ~い、そこの人ならざる者、眠たくなぁ~る。眠たくなぁ~る。」

ぽわわわわ♪

ここは海花、私は町医者のネーレです。

ここに来る昔は、白魔導士やってました。

ここには、古くから医術に詳しいお医者様が居られて、魔導力と医学を併せ持ったものを修得しました。

今は、そのお医者様は、もう居られません。町医者は私一人です。

今朝はにぎやか、「ジャジャジャジャ~ン♪」

野次馬をかいくぐって、太楽堂へ通じる道を覗くと・・・

あれは・・・

「人ならざる者」・・・

私の故郷を焼いた、我が怨敵。

しかし、ハオが相手している。

何とかできないものか・・・そうだ!

「はいはぁ~い、そこの人ならざる者、眠たくなぁ~る。眠たくなぁ~る。」

「人ならざる者」は、こてん・・・と倒れた。効いた・・・?効いた・・・!周りの野次馬に・・・効いた・・・あれ?
ジャジャジャジャ~ン♪
ここは海花、港町~♪

 特に名物、ありません~♪

わったしの名前は、セキアさん♪

 わったしの名前は、ソウウンさん♪

そっくりですが、他人です~♪

 とっても仲良し、お隣さん~♪

今朝はにぎやか、ジャジャジャジャ~ン♪

魔法の音楽流すよ、「ジャジャジャジャ~ン♪」
唯一無二
「鬼」。

「人」でなく、

「魔」でなく、

「龍」でなく、

唯一無二の「鬼」。

その「鬼」に刃向かうというのか!!

「勇敢なる愚者」どもよ!!

さぁ、かかって来い!

あのときの「勇者」の真似事を見せてみろ!!
デビルズ
私は、ただの「魔」。

「魔人」であり。

「魔女」であり。

「魔獣」であり。

・・・

まぁ、なんというか「魔」にもいろいろいるみたいです。

「魔王」とか、

「悪魔」とか、

「夢魔」とか。

よくわかりませんね。

必ずしも、危害を与える存在でもありません。

ほら、なんとなしに街中、道中にいたりするかも。

そんな「魔」に対して、

今の世界政府は目の敵にしている模様。

「頂上たる者」が欲しいのでしょうね。

私は、ただの「魔」。

そっと生活している、ただの「魔」。