[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0855~0841]
月の輪のギャラックス
月には「輪っか」があります。

天文望遠鏡で観察すると、その「輪っか」は砂や石やガスで構成されているのではなく、

多層構造を持った巨大な建造物だったとのこと。

人はまだ、星の世界には飛び出ていません。

人工衛星を何機か打ち上げたくらいで、月の上に行った者はまだいませんでした。

そして、

ここ数日、月の輪っかが輝いてことが確認されました。

この「アリアリアの夏」にあわせたように。
星降る世界に
星を見る者「スターゲイザー」と呼ばれている。

夜空は暗いようで、星たちの輝きでにぎやか。

私は片手にラジオを持ち、夜空を舞う。

ぽつりぽつりと星達が瞬きをする。

それは気が付かないぐらいの速さで。

そう、それは少しずつこの星に「闇」が近づいているから。

しかし、「月の輪のギャラックス」は、こちらに目を向けている。

そう、この星が「闇」に近づいているから。

「あの子」に渡した「星の欠片」が鳴いている。

静かで甲高い声で鳴いている。

届けよ、思い、彼の元へ。
あの日、あの日食の闇の中で
昔、私は「あの子達」に出会った。

それは稀にある日食の闇の中。

あの子達の家族は巻き込まれた。自然で不自然な世界に。

怯えきった幼い少年が私を切りつけた。

あの子達は私の返り血を浴びた。

あの子達は呪われた。

その瞬間、否応なく世界の歯車に組み込まれた。

「瞼を閉じろ。闇はいつもそこにある。それはそれは自然なこと。それはそれは不自然なこと。」

今、再び、あの子達に会う機会が私に与えられた。
永久組曲 -Eternal Suite-
我は「カーネル・オブ・ハーツ」

それ以上でも、

それ以下でもない。

ここは「世界」。「隣の世界」の「隣の世界」。

今、再び、「扉」が開きはじめた。

こちらの世界と同様に

あちらの世界はこれから始まるであろう。

さぁ、「永久組曲 -Eternal Suite-」の始まりだ。
「扉」の向こうは!!
婆様っ!!婆様っ!!

モカ婆様っ!!

きけんっ!あぶないっ!ぴぃーーんちっ!!

って、なにやっているですかっ!?この人だまりはっ!?

そんなことより、

「扉」っ!「とびら」っ!「とびらぁーーー」っ!!

「光の糸」手繰っていったら、

あっち!あっちの!あっちの世界が!!

「あっちの世界」って、

「隣の世界」につながっているでありますよ!!

あ、私は太楽の糸椿 コフサです。呪術技術部のコフサです。

能力は「糸が見える」です。

そんなことより、

モカ婆様っ、ぴぃーーんちですっ!!
そんなモンスター、いらないよぉ!!
太楽の火花 プリスです。

ふひぃ・・・ふひぃ・・・

追いついたよ、オーレちゃん・・・

!!

な、なに!!その・・・いやんなモンスターは・・・

・・・

いけない・・・

・・・

これはいけない!!

オーレちゃん、逃げて!!

ケリーちゃんがハイになってるっ!!
そのモンスターはアタシのもんだぁ~~!!
太楽の羽帝 ケリーだ。

ククク・・・、クハハハハハ♪

追いついぞ、オーレ!!

!!

な、なんだ!!そのレアモンスターわっ!!

・・・

じゅるり♪

・・・

よこせ!!

そのレアモンは、アタシのもんだぁ~~!!
さぁ、プリンを作ろう♪
私は花見 タオ。ハローの姉です。

私はスーリアの西の国境沿いの町「サワ野」の太楽堂に居候しています。

主に店番と、時間があれば「焼きプリン」作っています。

焼きプリン作り、得意なのですよ♪

他はさっぱりですが♪

最初はオーレちゃんのお願いで作っていたけれど、

お店に来たお客さんが待たれているときの茶菓子に出したところ好評で、

プリン屋さんじゃないけど、プリンも売り出しています。

ああっ、お昼の3時!

白龍帝のイドちゃんにプリンを持っていかなきゃ。

また来てくださいね♪
私は龍王、ブラックアウト
私は龍王、ブラックアウト。

私は人のすむ世界で普通の人のように暮らしております。

買い物したり、食事したり、おしゃべりしたり。

でも、私は龍王、ブラックアウト。

私の能力は「脱力」。

こう、手を、

「にゃん♪」

とすると、

その様子を見ていたものは、

「くらくら、くらら・・・」

と脱力してしまうのでありました。

あと、マメ知識ですが、

「龍王」と名のつくものの付近には、真珠のようなものが宙に浮かんでいます。

それは「龍王の角」と呼ばれるもので、これは普通の人には見えないのですが、

何というのでしょうか?第6感、第7感を持つ人には見えるそうです。

見えたところで、特にご褒美はありません。
塩の大地を、闊歩闊歩。
ウチの名前は塩の丘エルフの夏の樹です。

ウチのエルフ村は丘の向こう。丘自体もう見えません。だいぶ歩きました。

週に一度、隣町へ買出しのために、塩の大地を闊歩闊歩。

帰りは4倍ほどの荷物の量になります。

村の名物は塩魚の燻製。結構人気あります。隣町へ出荷するのもウチの係り。

今年は百年に一度の「アリアリアの夏」祭りの真っ最中。

「・・・ポンポポン・・・」

ああ、遠くに打ち上げ花火が見えます。地平線のかなたです。

あそこに世界首都のオウカナがあるのですね。

て、言ってもウチには燻製作りの仕事が待っていたりです。

一度はオウカナに行ってみたいものです。
太楽の戦歌姫
私はリーメイ。リーメイメイ。

私は大全太楽警備保障に所属している戦歌姫。

本来、戦歌姫は国家管理物に当たるものだが、

ここ、太楽にて秘匿に専属戦歌姫として在している。

私の能力は「遅くする」だ。

そして、国家戦歌姫に対するアンチ戦歌姫でもある。

さぁ、私の手の上で悶え苦しめ♪
格闘術・雷狐
私は太楽の雷狐 バジル。

私は大全太楽警備保障に所属している。

太楽の派閥の中ではコナ派に属し、

副総帥の護衛をしている。

副総帥が行われようとしていることは把握している。

私はそれに賛同し、ともに行動を。

これから起こることに、家族、姉妹、従姉妹たちにはなんとか手を引いてもらいたい。
護衛?刺客?どちらでしょう?
私は太楽の砲狐 ローズマリー。

私は大全太楽警備保障に所属しています。

現在、オウカナ王の近辺警護を承っております。

先日の魔女強襲事件には手を焼きました。

今までの演習ではあそこまで恐ろしい相手はいませんでした。

そして、なんとか生き残りました。

現在はコナ副総帥の指示の元に行動中。これは秘密です。
けろけーろ♪けろけーろ♪
暑いんよぉ~

 暑いんよぉ~

けろけ~ろ♪

雨乞いの儀式は効き目あったかなぁ~

けろけ~ろ♪

しっとりしとしと季節はまだなんよぉ~

潤いほしいんよぉ~
人形使いミラン
私はミラン。

第182回全国ゴーレムドライブコンテスト第3位入賞者。

私のゴーレムは古代ゴーレムアプリ「スケイル・アームドシステム」をカスタマイズしたもの。

ウサギっぽい姿をしているのは只の擬装。

能力は・・・まぁ、内緒。

トゥルルルル♪

「ミラン、準備出来てるぅ?」

そう、私は今、いろいろと準備中。

忙しいので、では。