[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0765~0751]
バレリィ姉と珍獣マメ
バレリィです。

お昼休みです。

が、いまだに妹ハオが帰ってきません。

猫福亭で何をしているんだあいつは?

さぁ、マメマメマァ~メ♪

お昼ごはんにしましょう♪

ルリムラもフォージーもご飯よ。

「ご、ご飯いただいていいのでしょうか!?」

「ふっふのふ♪思う存分食べるがいい♪」

3杯目はそっと出すのよ♪
異世界の異世界のフォージー
バレリィです。

先日からルリムラをバイトに雇っていますが、今日から新人さんを雇い始めました。

迷子らしいですが言葉は通じました。

とはいえ、雇うほどの財力がウチにはなかったですが、本家のモカ婆様から「しばらく雇え!」命令が下りました。

内緒ですが、この世界の住人じゃないとのこと。

「ルリさん、この妖怪猫饅頭って饅頭なのですか?」

「ふっふのふ♪猫饅頭はなでなですると喜ぶのだ♪そしてちょっとだけ幸せをくれるのだ♪」

「な、撫でていいですか?撫でていいですか?」

「ふっふのふ♪思う存分撫でるがいい♪ が!、店閉めてからにするのだ♪」

ルリムラと四つ耳フォージーは早速意気投合しているようでした。
ぱっつんチョコ姉ちゃん
太楽本家のチョコ姉ちゃん。

頭取候補生として日々勉強中。

けれど、「ボス」自体が引退しないのでずっと候補生。

なので、年の近いバレリィ姉を無理矢理呼び出して、酒飲んだり飲ませたり・・・。

「うぃ・・・覚えろこと一杯ィ・・・うぃ・・・引退したひ・・・くすん・・・」

ちなみに特技は「自分で散髪」・・・
どんぶり大王ビヨン
ハオです。

大衆食堂「猫福亭」は食事どころではない煙幕騒ぎの真っ最中。

「ハオっち、こっちこっち。」

軒先に椅子を持ってどんぶりをガツガツ食べるものがいました。

通称:どんぶり大王ビヨン。

「いやいや、ははははは♪」

「ひさしぶりにこの光景を見ると面白いね♪」

「ハオっちもどんぶり喰わねぇ?」

いやいや、アタシは冷麺と抹茶アイス喰ったところだ。

本当、外から見てると面白い店だわ、猫福亭。
頭隠さず、尾も隠さず
ハオです。

大衆食堂「猫福亭」で抹茶アイスを食べていました。

うぅ~ん、ちべたい♪

ふむ。もうちょっと休憩。

「ボフッ!!」

突如厨房に黒い煙幕が炊かれてしまいました。

「敵襲!!敵襲!!」

猫ウェイトレスどもはニャーニャー!!と騒ぎ立てました。

店内が煙まみれの中、光学迷彩をした赤い耳と尻尾がアタシの横を通り過ぎようとしていました。

(ねぇ、ミンミ。あんたはいつもこんなことやってるの?)

「(こうでもしないと他のやつらのマカナイが喰えないんよ・・・)」

(生存競争は激烈ね・・・)
蒼い猫ウェイトレス
ハオです。

大衆食堂「猫福亭」で昼食食べていました。

店員たちのラットレース騒ぎを横目で見ながら、うつらうつらとしていました。

ふむ。もうちょっと休憩。

「ハオちゃん。アイス食っていかへん?」

猫服の三つ子のうちの蒼いイタがそう言いました。

「抹茶アイスうまいんよ♪」

じゃあそれお願い。

あたしゃ、もうちょっとうつらうつらとしていたい。
ナチュラルのD
いい天気♪

よく世界樹が見える見える♪

ここは空気がおいしい♪

「彼の地」か・・・。

遠いなぁ・・・。

もう500年か・・・。

皆、元気にしてるかな・・・。

戦歌姫ナターシャ・スー・ド・ナチュラルが天を仰いだ。
フラットのD
「天地がつながった。」

天地がつながった。

「今こそ進撃の時。」

今こそ進撃の時。

「さぁ行こう、彼の地へ。」

さぁ行こう、彼の地へ。

戦歌姫モーニングスター・スー・ド・フラットが姉バッフルドに呼応するように続いた。
シャープのD
天地がつながった。

「天地がつながった。」

今こそ進撃の時。

「今こそ進撃の時。」

さぁ行こう、彼の地へ。

「さぁ行こう、彼の地へ。」

戦歌姫バッフルド・スー・ド・シャープに呼応するように妹モーニングスターが続いた。
歌って♪歌って♪猫の耳ぃ~♪
ある晴れた日に

町の広場に人の山。

その真ん中に歌う人あり。

「猫耳♪猫耳♪猫の耳ぃ~♪」

「思いよ届け♪猫の耳ぃ~♪」
対アリス戦用アリス
「アリス」はあたしのてき。

でも、あたしも「アリス」のひとり。

きっとくるぅ、そのときはぁ♪

あたしは、きままなちぇしゃねこさぁ♪
忘却の妖精王のアリス
私は誰なんでしょう?

どこにでもいてどこにもいない。

誰の記憶にも残らない存在。残ってはいけない存在。

遠くにいて近くにいる存在。

見えそうで見えない存在?

「アリス」は一人じゃない。

そう、私は「アリスシリーズ」の一人。

さぁ、向かいましょう、「アリス」の元へ。

さぁ、向かいましょう、「お茶会」へ。
知のムカデ姫
太楽モカの妹か。

今起こっていることを知りたいのか。

天と地をつなぐ「ギア」が揃った。

天はこれを機に攻め入るであろう。

地もこれを機に攻め入るであろう。

そしてお前の欲するものもすぐ間近だ。

「鏡」はすぐそこに。

「心」もすぐそこに。
レアモンスター捕獲大作戦なんかしたくない
太楽の火花 プリスです。

今、世界樹「ゆぐどらしる」のどれかを登っている最中です。

ケリーちゃんが意気揚々にズンズンと進んでいます。

ううっ・・・私・・・高いところ・・・苦手なんです。

というか地表にいた龍王がもう見えません。

横を向くと雲があります。

ここはそんなに風はないのですが、雲の流れる速さは嘘みたいに速いです。



ああっ、ケリーちゃんが何か見つけたような笑みを浮かべ、「急げ!急げ!」と急かします。

わたしはぁ!高いところがぁ!苦手なんですぅ!!
レアモンスター捕獲大作戦
太楽の羽帝 ケリーだ。

今、世界樹「ゆぐどらしる」のどれかを登っている最中だ。

先日の「地龍狩り」事件では酷い目にあった。

オーレが「レアモンスターは「迷いの森」にいるんじゃないかな?」という情報で特攻したはいいが、迷った。数日迷った。

思い出したら、なんと言うか、こう怒りがふつふつと!!

そして、

今度は、樹海雲で狩りだ!!

太楽本店が襲われて小破したときに「扉」があったそうな。

モカの婆め、隠していやがった。

ククク、樹海雲のレアモンは全てアタシのもんだ!!

行くぞプリス!!

ククク、酷い目にあわせてくれたオーレをウニョウニョのレアモン突きつけて困らせてやる!!