[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0615~0601]
キティ・おぶ・ごーれむ王
オーレの謹製ゴーレム「キティ」。ねこっぽい。
見せ掛けにだまされてはいけない。
そう、アイツは僕の釣り上げた魚を、謎の光学兵器で焼き魚にして食ったんだ。
みせかけにだまされてはいけな・・・
うわっ!何をするのオーレ!ぎぃゃーーーぁ!!
水蛇のアリューシャ
電話があった・・・「アリュ~♪おいしい酒おごるからちょっとおいでぇ♪」
だまされた・・・
毒蛇のジェファがこんなやばいところまで呼び出すだなんて・・・
旅行はするのは結構だけれど、国境越えは戦歌姫には、かなりかな~り厳しいことなのよ!
特権パスの発効がこうの早くなければ、密入国になるところだったのよ!
ジェファには、これでもか!ってぐらいの高級酒をおごらせてやる!!
うーさぎうさぎ♪
月夜を見上げながら
団子を頬張るのは好きだ。
ニンジンも、もちろん好きである。
もち米が取れなくなるのは困る。
無限自立工廠ゴーレム「キャロットファーム」を担ぎ、私は「彼の地」へ行く。
森の王を守るのじゃ~!!
龍の王を守るのじゃ~!!
幼き王を守るのじゃ~!!
小さい王を守るのじゃ~!!
かといって、うちらよりは大きいのだけど・・・
守るのじゃ~!!
守るのじゃ~!!
守るのじゃ~!!
守るのじゃ~!!
私の言う事、独り言よ。
シーバウスの軍人?っぽい人が太楽の支店に行く途中の茶屋に数人いた。
太楽堂の方たちね?座って。お茶と団子をどうぞ。
あ、目はあわさないでね。
これから我々の起こすこともすぐに失敗に終わる。
そのときのために御社に「龍の涙」を確保してもらいたいの。
それまでトロア軍は龍王を守りきること。
私はキトリヤ。また会いましょう。
彼らは森の中に消えていった。
「龍の涙」って龍の化石の一部だったような・・・そんなの太楽は扱っているの?
こっちですぅ!!急いでっ!!
逃げて逃げて逃げまくった!!
「バンカーバスター」は結構追いかけてきた!!
シーバウスの軍人たちの前でこちらに手を振っている人がいる!!
あれは、トロアの白糖支店のキュウマさん!!
ああっ、ついつい追い越してしまった!!
「置いてかないでぇ!ぶはぁっ!!追いついたぁ!」
息も絶え絶え、
「本店から電話があったのですよぉ!「迎えにいってくれ。よろしく♪」って!」
「そしたらこの有様でしょ!もうねもうね、生きた心地がしなかったのですからぁ!!」
序曲
トロアへの道のりに軍人らしき人達がいた。
ジェファ姉ちゃんが言った。
いい?目をまっすぐに見ている進むこと。絶対に目を合わせちゃダメだよ。
「おい、貴様。」
な、なんでひょう?
「・・・歌姫だな。胡散臭さが滲んでいるぞ。」
あら?胡散臭さ滲んでました?あんた達、「シーバウス」でしょ?ここ他国よっ、他国っ。不法進軍っ。国際条約違反っ。
あんた・・・歌姫「バンカーバスター」ね。
「バンカーバスター」は背の小さな鞘から身の丈以上の大剣を引き抜いた。
ぼそぼそと少しずつ歌いながら、その大剣をか細い腕で振り回し始めた。これが戦歌姫!?
こりゃやばい・・・逃げるよっ!!走れっ!!
お茶会濁しに行ってきます♪
海花の有名幽霊の砂走 レイです。
むむむ!
電波をピピッと受信した!
これは魔女っ子の専用周波数!ピリピリする。
ユユちゃん。ちょっくらお茶会濁しに行ってきます♪
「ちゃんと帰ってくるのよーーーーっ!!!」
ユユちゃんのいるサン海花大樹跡の東海原神社が小さくなっていく。
私にはまだ帰るところがある。ええ、そりゃもう帰ってきますとも。
アタシはここを使うのよ♪
太楽 海花 ハオですよ。
ふはははは♪
半壊した店が、全壊した♪
姉さんはひゅいっと幻燈サクラとどこか行って、店はちょっとだけ静かになった。
しかし、アタシにはこれがある。ペンと紙と電話とマメと、この頭脳がある!
金儲けの神様がさっきピピッと降りてきたわ♪
アタシ色の店を再建してやるわ♪
ふはははは♪
勝負しなさい!
探しましたわ!そこの「緑の」!
アルトレア魔導試験会場逆切れ爆破事件、忘れはしない!
私と勝負しなさい!
「緑の、って誰や?」たぶん「緑の」が言った。
「たぶん・・・、ユーフォのこと?」疑うようにハローが答えた。
「お前の緑の、その服、その帽子。」オーレが答えた。
「てっきり前歩いている妖精かと思ったわ♪」「緑の」がはぐらかした。
「・・・私は忙しいんです。あなたとは違うのです・・・。」関係の無い妖精「オモチ」がボソッと言った。
私と勝負しなさいといってんのよ!!この「緑野郎」!!
「うは♪緑野郎と来ましたか♪野郎じゃないけど野郎と来ましたか♪」少女の姿をした「緑野郎」は挑発しまくった。
多分黒魔導の白魔導士「パティ」は、キれる寸前まで来ていた。
そんなワタシに出来ること。
居残り組みの太楽 九重 テルカクです。
ワタシは魔法は使えません。
ワタシは武道もできません。
ワタシの従姉妹は何かしらの特技を持っています。
では、ワタシには何があるの?
そんなとき、大婆ちゃんが言いました。
「何も出来ない奴なんかいない。お前さんはお前さんのできることがまだ見つけられていないだけ。きっとすぐに見つかるよ。」
「オシャレが好き」、「もっとオシャレしなさいよ」とか言っていますが、まだ迷っています。
そんなワタシを知っているのはチサトとオーレ。
だからワタシは「何か出来ること」がしたい。
玉子王子
某国放浪王子「ハニール第八王子」の侍女のべスパです。
王子は珍妙、いや、素晴らしい特技を持ってらっしゃる。
殻の割っていない生卵に触れると、
「ピヨッ♪」
っと、ひよこが孵化します。
厨房の玉子が全てひよこ化するという騒ぎもあったような・・・
さて、王子と北の城を抜け出て数ヶ月、懐も寂しくなってきました。
あそこのうどん屋がいいですね。安くて。
「らっしゃいませぇ~♪」
ふと王子の目がかごに入った生卵に向けられていました・・・それはいけない!!・・・間に合いませんでした・・・
「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」「ピヨッ♪」
全てひよこ化してしまいました。周りの皆、目を丸くしています。
隣で「フーーーーッ!!」っと青い猫耳帽の不審者が青ざめながらこちらに睨んできています!!
これが、オーレというあやつらとの初会合でした。
銀色のスズメバチ
某国放浪王子の侍女のべスパ。
二つ名の「銀色のスズメバチ」のとおり猛毒性の剣を持つ。
撃ち合うごとに相手の身を腐らせる。
その武器を持っている本人は?
きっと免疫か何かがあるのでしょう。
ああ、そんなのと会いたくないなぁ・・・
・・・
その後、某所でオーレたちは放浪王子と鉢合わせすることになるのでした。
鳥の王のアリソン
樹海雲を歩み続けて500年。
もうすぐ集う。
アリスとアリアリアがここに。
ずっと待っていました。
さぁ、お茶会を始めましょう♪
カメレオン
どこにいるか見えない。
でも、
向こうからは、その息遣いまで丸見えである。
密かに、
確実に、
獲物を射る。
その姿は、天を仰いだその瞬間に垣間見るその時まで。