[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0525~0511]
それではこれにて、うはははははは
乱れ撃ちガンナーに撃たれに撃たれたユーフォはバタッと倒れた。

と思ったら、「バッ!!」っと両手を広げ、帽子に「グワヴァッ!!」と包み込まれた!!

一同、眼が点に・・・。

一瞬沈んだあと、「バヒューーンッ!!」と空を飛んでった!!

帽子の中からユーフォはニヤッと笑って、片手を出して敬礼してた。

歓声上げる観光客と混じってその姿を見てたら・・・、

・・・

落ちた。
デタラメ撃ちの賞金稼ぎ
観光客に混じってユーフォの遺跡破壊を眺めていた。そう、まるで花火大会のように。

そんな中、

「ドンっ!!」

発砲音?発砲音!!ユーフォが倒れた!!いや、立ち上がった!!

立ったよ!ユーフォが立った!!どっと歓声が上がった!!!

肝心の発砲主はぎゃーぎゃーとユーフォに向かって叫びながら撃ちまくっている!それもデタラメ適当に!!

「ギャーす!!」、ユーフォに全弾当たった!!なして?
あらよっと♪
右手をパタパタ、左手をスライド。

高度法術遺跡を「ボボンっ!!」と爆砕させてる・・・。

あれは土木関係の法術の亜式、覇王術に近いものに見える。いや本物見たことないけど。

なんていうか上手いこと細かく爆砕している。観光客を巻き込まずに。

こういう遺跡には防犯用ガーディアンが配置されているのだけど姿が見えない。多分先に片付けちゃったのかと。

「よ!よ!ほいさっさ!」と掛け声かけながら・・・。

あの顔、どこかで見たような・・・。



アイツは全国指名手配犯「朝比奈 ユーフォ」!間違いない。特徴が多すぎ。ウチの近所の交番に手配書が貼ってあった。

なんという大胆さ。ちょっぴりうらやましい。
リアニン赤道の元で
次の目的地の太楽城までもう少し、かなり先。

そんなこんなで今、リアニン大陸の赤道に当たる「月葉区(げつようく)」に来ています。

ここら辺は遺跡や旧時代の町並みがある温帯気候地で観光客がいっぱい。

海水浴場もあり、おへそ出している人があちこちに。

そんなアタシもさすがに暑いので上着脱いでます。さっぱりとした、いい感じの暑さ。

ハローはタオ姉さまにもらった麦藁帽をかぶっていながら、ギラつく太陽の下、暑さでヘロヘロになっている。

確かに暑い。

「ズドーーーーンッ!!!ドドドドド!!!」

!!

音のほうを振り向くと、山のほうで噴き出すようなものすごい砂煙と轟音が聞こえてきた!!

この後、アタシとハローは、逃走中(闘争中)の遺跡破壊魔少女と出会うことになるのでした。
語尾に「にゃ」をつけてた人
うむ。

語尾に「にゃ」とつけている人はTVの中だけかと思っていた。

すれ違う人の中にもそんな人がいた。

きっとどこかの方言に違いないにゃ。
「ブラックアウト」という龍王
大きな町の人はあっさりした服装をされています。

ってか、アタシ達の服装がゴテゴテなんだ・・・

清楚な服装の人とすれ違った。

あれ?

振り返るともういない・・・

あの耳元に浮かぶ真珠のようなものは「龍王の角」。

「普通の人」には見えないっていう・・・。そう婆ちゃんが言ってた。
祭りの喧嘩は、祭りの一部、それはアタシの勉強手段
オーレです。

白の塔図書館で白龍帝のグダグダ説教とタオ姉さまの焼きプリンをおいしくいただいて、

中央国を目指す最中です。

町が大きくなるにつれ、いろんな地方の人たちが集まってくる。

人込みが出来ると、そこで起きるのはやっぱり喧嘩。祭りの一部の喧嘩です。

アタシが注目するのは、魔導士・魔法使いの使う地方の魔法。うふふ、これは勉強になるわぁ♪
雨上がりの星の妖精
お天気雨の天上がり時に水溜りに妖精がたまにいるという。

その妖精の持つ水玉には星の空への切符があるってね。

久しぶりに虹を見た。

あの虹の架け橋のふもとに妖精がいたりして。
福龍飯店のヤサカ
アイツはっ!!「福龍 ヤサカ」っ!!

うぅ・・・嫌な奴を見てしまった・・・

小さな頃なぜか喧嘩になって、本気の殴り合いになってしまった・・・アタシとアイツ、二人とも鼻血だらだら・・・

アイツも中央の祭りに行くつもりかっ!?

眼をあわさないようにそっと逃げよう・・・

福龍飯店は大型の大衆食堂チェーン店。のはずだけど、他にもなんかいろいろやってるみたい。そういうところではウチの店と変わらない感じが・・・。
見敵撃退ガーゴイル!!
太楽 ハオです。

ただいま店は改築工事中でちょっとお休み。

先日、テレビの通販で見ました。

「一家に一台、ガーゴイル!!見敵撃退、ガーゴイル!!」

買ってしまった・・・。届きました。

え~と、説明書には・・・「屋根の端に設置してください。日光によく当ててください。」と。

なんか、ずっと寝てるように見える・・・。これって正規品?
疾風の兎
ヒュンッ!!と目の前を何かがよぎった。

突風で髪の毛が舞い、眼に入った!!痛いっ!!

何かが通り過ぎたところを見たが影すらなし・・・何なの一体!!
最果ての魔女
獣人に非ず。

エルフでも非ず。

魔女としても異質。私の金の瞳には見える。まもなく、空が落ちてくる。

私はこの世界にあるどこかの果てにひっそりと暮らし、世界を見続けている。
少女に間違えられた王子さま
僕は某国の第八王子「ハニール・アラモード」。

僕の国は王位継承やらで兄様たちがもめています。

僕はこっそりと付き人のべスパとともに国を出ました。

初めて見る国、恐い大地、暖かい海。遠い空だけ城のテラスで見ていました。

いろいろありますが、広がる世界はとてもすごく、面白い!!
にゃんやこりゃ~~~っ!
大全太楽堂の営業「コロケ」です。

中継支店に連絡がありました。

「ガピ~ガピガピ・・・化け物がぁっ!!ばけものがあぁぁぁぁっ!!・・・」

なんなのこれ?新しい暗号?

海花に行く用事があったのですが・・・海花支店がぁっ!!
ロンロンと複製ロンロン
大全太楽堂本店に勤める「太楽 ロンロン」と申します。

事務職やってます。そのほか雑務もやってます。何でもやらされております。

手数が少ないので自己複製をしてみました。複製といってもゴーレムです。失敗しました。

「た、戦いは数で勝負よ!!」

複製たちはよく働き、よく失敗します。仕事が増えました。