[ ふらくたる -FRACTAL- HelloWorld! ] - [0420~0406]
おろおろ・・・
財布落とした!
道に迷った!
そんな私は太楽ミカサ。
ああぁ・・・バレリィちゃん、私の上を飛んでくれないかな・・・?お~い・・・。
お箸を持つ方はサワ野町。お茶碗持つ方は海花町。たぶん。近いのどっち?
東と西がわからない・・・!うぇ~い・・・
静かな海の魔女
私は静かな海が好き。
穏やかで暖かい、そんな海が好き。
でも、それでは海もよどんでしまう。
私は猛々しい海も好き。
世界をかき回す嵐を私は待ちわびる。
でも、やっぱり、静かな海が好き。
エーコはスモーカー
従姉妹のエーコです。
国境沿いの町「サワ野」の太楽堂本舗でよく店先を掃いてます。
大婆似なのかスモーカーです。
傍らに居るゴーレムに安いタバコを満載しています。
「アタシを何時間も待たせるな!!」
よくプンスカと怒ります。
でも、私の到着を待っててくれるいい奴です。
ヘブンズソード
ジェファ姉ちゃんです。
スーリア国の音の称「ラ」のディーヴァです。
戦歌専門らしいです。
手に持っているのはヘブンズソードの一種「ソウル・ジャック」といいます。
斬られた相手は魅了され、魂が肉体から一時的に離れるそうです。戦意喪失させるとも言います。
ヘブンズソードとは空高くある「樹海雲」から初夏に落ちてくる化石に含まれる特別な樹液の結晶を鍛練した武具のことを言います。
その樹液の結晶には意思があるようで、同じ性質のものが無く、人知を超えた能力を持っているとのことです。
大抵の結晶はわずかな量しかなく、とても武具に出来るほどありません。そして非常に高価に取引されます。
なので、護身具としてのアクセサリーとして使われることが大抵です。
内緒ですが、私の杖にもわずかですが大婆がこっそり仕組んでくれたのことです。内緒ですよ。
歌ってにゃんにゃ~ん
「夏ですぅ~!!」
「お祭りですぅ~!!」
「歌って踊って盛り上がりましょ~!!」
コンサート会場で盛り上げている彼女はサンドラ・スー・ミン。
私の住む国「民主主義国スーリア」の音の称「ミ」のディーヴァ。
TVとかに写っているのは主に彼女。ディーヴァってのはあーいう衣装をいつも着ているものだと思ってた。
ウチの近所にも居たんだ。ジェファ姉ちゃんというディーヴァが。あんな衣装を着ている姿は見たことが無い。
眠たそうなリーオ
うあぁ・・・眠たそうです。
なになに?眠たくない?
やっぱり眠たそう。
目は開いているが「すぅ~すぅ~」と、寝息も聞こえる。
「はっ!!」
「わたしは眠たくありません!!眠たそうに見えるだけです!!・・・すぅ~すぅ~・・・」
ナイトメア
もう寝るっ!!
ぐぅ・・・
深い眠りに付くと、うなされる。
そうだ!!原因はこいつだ!!
何を言われているのかは憶えていないが、何だか腹立たしい!!
安眠したい今日この頃。
世界の中心で落とし穴を掘りまくる少女
この世のどこかにある「世界の中心」。
地平線までただただ広がる高原のどこかにある小さな小さな扉「永久組曲」。
その扉を守るのが、見た目が少女のような第8代目龍王「エイト」。
現存するもの全ての頂点にある硬さを持つ。
そして超絶暇人。
原因は誰にも見つけてもらえないから。
で、「世界の中心」は暇を明かして丁寧に作られた数えられないほどの落とし穴だらけ。
で、そんなエイトに小さい頃、一度だけ会ったことがある。
何であそこに居たのだろう?
人形使いミラン
第182回全国ゴーレムドライブコンテスト第3位入賞者ミラン。
普段は手ぶらのミラン。
ふとした拍子にどこからともなく、ウサギ型のゴーレムが大挙して現れる。
太古の技術「スケイル・アームドシステム」を応用しているらしい。何それ?
ううぁ、コンテスト以前に「ねんど工房」の店舗大会に出たこと無いから戦い方なんか知らないですよ!!
手乗りフェアリィ
ハローの曰く付き鉛筆削り用ナイフの妖精「ジ・エンド」。
普通の妖精じゃないので、普通の人には見えないらしい。
ということは私は普通じゃないのかっ!?
「気にしない♪気にしなぁ~い♪」
ううっ・・・気になる・・・。
花屋のマキちゃん
海花町の花屋のエルフの姉ちゃん。
マキちゃんは花が好き。
虫を食べるのとか。
引き抜くと叫ぶのとか。
大地に花を
世界で最も幼き龍王「ジーン」。
誰もが欲する、大地を潤す力。
野を。
山を。
「私は世界を知りません。世界をもっと見てみたい。」
新書よ新書!チェックチェック!!
白の塔。図書館と呼ぶにはあまりにも巨大で、どれだけ高くて、どれだけ深いのかわからない。
塔の頂に近い部屋で黙々とコレクションの書籍に目を通し、手当たり次第、しおりを挟んでいく。
うふ・・・。
うふふふふふ。
今月もいいものが手に入ったわ♪
龍話師のガキンチョが薬持ってくるまで頭痛くならないように。痛くならないように。
そうだ。タオに電話して焼きプリン頼んでおかなくちゃ・・・。
スーリア国立図書館「白の塔」の管理責任者・白龍帝「イド」。細かい字を読みすぎて万年頭痛持ち。
炎だって噴出しちゃう
甘い吐息は灼熱の炎・・・。
豪快に笑うと炎が・・・。
ため息付くと炎が・・・。
そのため、なかなか人が寄ってこない。
本人もちょっとショックを受けている。数千年前から・・・。
そんな彼・彼女らの話し相手になるのが龍話師の役目。ハローはその龍話師の卵さん。
彼女は最近、人に好まれる仕事に付くことが出来た。本人も結構喜んでいるみたい。
灼熱を制御する龍王「フレイア」。地熱発電の仕事でも請け負っているらしい。
アリスの世界は不思議な世界
私は誰?
私はアリス。
気が付いたら奈落の王を打ち滅ぼし、
気が付いたら暗闇の底に落ちていた。
今、私はここにいる。
理由は知らない。知りたくも無い。
「夏」だということに気づくまで時間がかかった。
「夏」を楽しまなきゃ♪