[ ふらくたる -FRACTAL- DripDrops! ] - [0240~0226]
誤解の悪魔のミステイク
ここは北の極地の大国「クリスタルズ」。

ここは外界とは疎遠になっている。

ここは疎遠と言うか「鎖国状態」であった。

・・・。

・・・な、なんだお前は!?

「・・・なんだお前は?」

「・・・ん~、それはこちらが聞きたいところ。」

・・・な、んだと?

「・・・ん~、ここは何処なのかな?」

「・・・ん~、なんで撃ってきたのかな?」

ストレンジャーが何を言う!!

「・・・ん~、なにか勘違いしていないかな?」

「・・・ん~、そうだ、勘違いしているんだな?」

「・・・ん~、そうだ。食べちゃおう♪」

私は、オーロラは、ストレンジャーに対し、撃って撃って撃ちまくった!!

カキン、カキン・・・弾切れ!!

「・・・ん~、抵抗は終ったのかな?」

その者の今まで無かった「口」が開いた!

なんのっ!!

狙撃銃をストレンジャーに向けて振り抜いた!

「・・・ん~?・・・!!・・・ゲボアッ!!」

ストレンジャーがその場に倒れこみ、黒い血のようなものを吐いた!

「・・・ん~!バカなっ!」

「・・・ん~、なんだそれは!!」

言うか!!

いちいち答える奴がいるものか!!

予備の弾丸をストレンジャーの「赤く光る所」に撃ち込んだ。

「・・・ん~・・・あ~・・・。」

それは、黒い粉になって消えた。

なんだったんだ?、「あいつ」は。

・・・。

・・・!

束の間の安堵が隙を作ってしまった!

見たことのない服装の黒紫の狐耳の誰かに腹を突かれた!!

「ピガッ!オーロラ!オーロラ!返事をしろっ!オーロラ!」

・・・私は・・・私を呼ぶ声をぼんやり聞きながら・・・意識を失った・・・。
白狐のオーロラ
ここは北の極地の大国「クリスタルズ」。

ここは外界とは疎遠になっている。

ここは疎遠と言うか「鎖国状態」であった。

・・・。

「・・・ピガッ!!オーロラ、ストレンジャーが見えるか?」

前方2000mの位置にストレンジャーあり・・・。

・・・ん。

ここは吐く息が凍る場所。

その前方に「ストレンジャー」・・・「侵入者」がいた。

もぞもぞと動いている。

なにやら音が聞こえる・・・。

いや・・・「歌」だ。

この寒さの中、「歌」を歌って何をしている?

「・・・やれるか?」

動きを捕らえています。

こちらは雪原迷彩をしている。

見つかるはずが無い。だが、用心して殺気を殺している。



ストレンジャー・・・こちらを見ている?

なんだ?あれは?

「・・・オーロラ、こちらからも捕らえた!接近されているぞ!」

バカな!

・・・。

「・・・撃て!」

トンっ!

ストレンジャーの額部分に命中。

一撃だよ。

スコープから目を離した瞬間、「それ」は眼前にいた!

なんだ、「こいつ」は!!

・・・。

私は、白狐のオーロラ。湾岸防衛隊に所属している。

しかし、「こいつ」は・・・、

「こいつ」は・・・ナンセンスだ!!
虚無の望みは
ここはとある場所。

ここはとある「世界の最果て」。

ここはとある「虚空の出入口」。

そして、ここには、かの門の「グレード・セブン」がある。

その「グレード・セブン」を取り込むように「虚無」は広がった。

いや、最初からこの姿だったのかもしれない。

<♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪>

 <♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪>

<<虚ろなる心無し、闇すら敵わぬ無の井戸ありけり・・・>>

<♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪>

 <♪ディラディラディラディラ、ディラディラディラディラ♪ルーーーーーー♪>

・・・そう、そのとおりだ♪

「虚無」よ!その取り込もうとしているものは何だ!?

「満たされた心」、そう、「私の心」だよ♪

<!>

もう遅い♪

気づいたときには、遅すぎるのだよ♪

さあ、行け!

「永遠の孤独の世界」へ♪

「悪魔」すら恐怖する「世界の果て」へ♪

ギュオオオオオオオ!!

「虚無」は「グレード・セブン」の「導き」に吸い込まれて消えていった。

・・・。

さあ、次はお前たちに番だ♪

「望み無き者は、永遠の孤独を」。

「望み在りし者は、次の世界へ」。

さあ、選べ♪

剣聖ウェイブと大魔女ジャワワは、「ココロ」を見上げ、「扉」に飛び込んだ。

さあ、行け♪

「次の世界」へと♪
虚空を歩む心
ここはとある場所。

ここはとある「世界の最果て」。

ここはとある「虚空の出入口」。

そして、ここには、かの門の「グレード・セブン」がある。

・・・大丈夫。

・・・きっと、大丈夫。

剣聖ウェイブと大魔女ジャワワは、「虚無」を見上げた。

・・・あの門は・・・「満たされた心」。

・・・あれは。

・・・虚空に「歩む者」がいた。

・・・「歩む者」の目は「虚無」を見つめていた。

「そうかそうか、お前がアレか。」

「♪ヤンヤディラ♪ヤンヤディラ♪とかいう、うっとおしい悪魔。」

「ここを何処だと思っているか?」

「ここは私の世界だ♪」

・・・厄介ですね。

・・・竜宮楼の「ココロ」まで出てきました。

・・・そう、あれが「満たされた心」の持ち主。
虚無の弐と半
ここはとある場所。

「あれが、グレード・セブンなのですね。」

・・・?

「あれは・・・。」

・・・「虚無」です。

「虚無?」

・・・そう、「虚無」です。

「すでに悪魔「虚無」は消失したものだと。」

・・・「虚ろなる心」があるだけいるってこと。

「しかし厄介ですね。グレード・セブンを盾にしていると。」

・・・大丈夫。

・・・きっと、大丈夫。

剣聖ウェイブと大魔女ジャワワは、「虚無」を見上げた。

・・・あの門は・・・「満たされた心」。
虚無の弐
ここはとある場所。

「あれが、グレード・セブンなのですね。」

・・・?

「あれは・・・。」

・・・「虚無」です。

「虚無?」

・・・そう、「虚無」です。

「すでに悪魔「虚無」は消失したものだと。」

・・・「虚ろなる心」があるだけいるってこと。

「しかし厄介ですね。グレード・セブンを盾にしていると。」

・・・大丈夫。

・・・きっと、大丈夫。

剣聖ウェイブと大魔女ジャワワは、「虚無」を見上げた。

・・・あの門は・・・「満たされた心」。
ジャワワの波紋
ここはとある場所。

「がるるるるるるっ!!お前、魔女か?」

・・・。

「魔女か。魔女だからだんまりか。」

・・・近づくと。

「魔女を食う!」

「魔女を食って、その力を貰う!」

「この悪・・・、」

・・・焼け散りますよ。

「ぎゃひぃっ!!」

・・・ほら。

「すごいものですね、その力は。」、剣聖ウェイブは、そう言った。

この力は、あの人たちを・・・救うためのもの。

兄様。

姉様。

もう少しの我慢です。。

大魔女、「太楽の虹の七房のジャワワ」は、ある一点を見上げた。

あれが、黒き扉「グレード・セブン」。

あの門を通れば、きっと・・・。
トラの咆哮
ここはとある場所。

「ぐるるるるるるっ!!お前、魔女か?」

・・・?

「魔女か。魔女だからだんまりか。」

・・・?

「魔女を食う!」

「魔女を食って、その力を貰う!」

「この悪魔の・・・、」

・・・♪

「ぐげああああひぃっ!!」

・・・♪

なんですの?これは?

名を名乗らせ貰えなくして、「悪魔」は散った。

刀は抜かずして、「悪魔」を切り刻んだからだった。

・・・。

ふぅ・・・。

ったく、あの二人は何処かしら?

ねぇ、コトラ♪

次ぎ行きましょ♪次に♪

大魔女、「太楽の虎帝のトラ」は、ある一点を見上げた。

あれが、「白き世界樹」で、

あれが、「導きの船」ね♪
レッド・ホット・ウィッチ
ここはとある場所。

「んだよ!魔法少女って!?」

アリィーは、憤慨していた。

「おおっ?おおっ?アタシらは置いてけぼり!?」

アリィーは、大いに憤慨していた。

「そうかい!そうかい!ならば!!」

「ならば!!」

「ならば!!ならば!!ならば!!」

「ドット・ウィッチを再始動させようぞ!!」

「ドット・ウィッチ・プロジェクトを再始動!!」

「ドット・ウィッチ・プロジェクトを再始動!!」

「ドット・ウィッチ・プロジェクトを再始動!!」
カレイド・スコープ
天に突き刺さる「真白なる世界樹」のある場所。

「ドンドンドン!」

・・・んあ?

「ドンドンドン!」

ここは、美しき巨大な船「ウェブスィーパー」の操舵席。

私は操舵者の「ぱぷりか」。

「ドンドンドン!開けろぉっ!!」

天窓に誰かいる。

うるさいなぁ・・・。フュイイイーーーン!!

「ドンドンドン!エンジン噴かすなぁっ!!」

あらぁ?誰でしたっけ?

「ふざけるなっ!」

・・・。フュオオオーーーン!!

「開けろってっ!!」

なんだって?

「中に入れろっ!!」

定員いっぱいでぇ~すぅ♪

「仮にも箱舟だろっ!!」

「仮にも」って失礼な!十二分に箱舟ですぅ!ぷんぷん!

「だぁーかぁーらぁー!中に入れろっていっているっ!!」

うるさいなあ!バカカレイドっ!

「バカとはなんだ!バカとはっ!!」

船の天井が突然開き、カレイドが落ちてきた。

ぷはははははっ♪「世界王」はどうした♪「世界王」は♪

「うるさいなぁ・・・。討たれて、負けて、逃げてんだよ!」

あらあら、これは失敬・・・♪ぷはははははっ♪

「笑うなって!!」
ぱぷりか
天に突き刺さる「真白なる世界樹」のある場所。

「・・・んあ?」

美しき巨大な船「ウェブスィーパー」の操舵席で目覚めた者がいた。

「おっおっお?始まった?始まった?」

「ウェブスィーパー」の計器が目まぐるしく動き始めていた。

「おっおっお?何か来るっ?何か来るっ♪」

「ウェブスィーパー」の操舵者「ぱぷりか」は目まぐるしく、脳を活性化し始めた。

「発進?」

「発進!」

「発進♪」

「はっしーーーんっ♪」
導きの船、ウェブスィーパー
・・・ここは・・・どこ?

天に突き刺さる「真白なる世界樹」のある場所。

・・・あれは・・・なに?

美しき巨大な船「ウェブスィーパー」。 古の船。 最初の船。 最後の船。

「ウェブスィーパー」は「何か」に反応し、その美しき羽衣の帆を起動し始めた。

・・・?

「ウェブスィーパー」!

動くの!?
神を知る者、名はアリス。
晴暦3007年5月。

「ねえ?「神様」って知ってる?」

イノセンスはたずねてきた。

「「神様」を信じるとか、そういうのは知ってます。」

オルカは答えた。

「でも、信じる信じないは人それぞれだと思います。」

「そう、信じる信じないは、何処の世界でもいっしょ♪」

「何処の世界?ですか?」

「「何処の世界でも」だよ♪」

「僕の世界でも信じるもの信じないものがいる。それは自由だよ♪」

「その「神様」がどうしたのですか?」

「そう、その「神様を知るお方」を迎えにいって欲しいの♪」

「「神様を知る」・・・ですか?」

「そう、その「お方」は「神様」を知っているの♪信じる信じないじゃなくて♪」

「その「お方」は「神様」を知って、数え切れないほどの「世界」を「旅」してきているの♪」

「その「お方」は、きっとここの世界の誰もが生まれる前から知っていて、去り行く後も知っている、そんな「お方」なの♪」

「その「お方」とは面識はあるのですか?」

「ないっ♪」

「でも、わかるんだ♪」

「あの雲の向こうに居られるという事を♪」

「面識が無いのでどうやって探すのですか?」

「大事な質問だね♪」

「そう、こう叫ぶんだ♪」

「「アリス」さまーーーっ♪次の世界へ参りましょーーーっ♪ってね♪」
スカイフィッシュ・スペシャル
晴暦3007年5月。

「ピンポーーーンっ!業務連絡ですぅ!」

「オルカさーん!ご指名いただきましたぁ!出機準備お願いしますぅ!」

はぁい。

ここは、トロア国にあるアミー航空会社。

お客さんの目的地は?迎えに行くのですかぁ?

「すでに来られていますぅ!」

「僕ですよ♪」

ご指名ありがとうございます。目的地はどちらになりますか?

「上、だよ♪」

上?

「そう、上♪ 樹海雲だよ♪」



あのう、樹海雲は目には見えるのですが、辿り着けない場所なのですが・・・。

「大丈夫♪ルート案内はするから♪」

え?

・・・。

「イノセンスです♪よろしく♪」

微笑みながら挨拶の握手をしてきた。

このとき僕は知らなかった。

このお客人が、巷で有名になりつつ「悪魔」あることを。
例外処理が発生?
晴暦3007年5月。

「アリスーーー?」

「ああ、アリスね、アリス♪」

「僕はアリスの敵だよ♪」

「誰の味方だって?」

「決まっているじゃない♪」

「もちろん、」

「僕の味方だよ♪」

「「アイツ」は失敗したんだよ♪」

「「アイツ」は僕まで召喚したんだ♪」

「僕は無垢。僕はイノセンス。」

「もうすぐ、彼らが帰ってくる♪」

「そう、もうすぐだよ♪」